AZUMA'S GAKUSEN
SUZUNE YAEZONO
兄妹/八十園鈴覇(兄・故)、八十園鈴愛(矢台愛依)
恋人/科食(星海宅)
親友/胡桃(雪んこ宅)
部隊/世廣佳音、氏経富士(なう宅)、鶯巣深山(やまな宅)
従姉妹/紅音(相見桃宅)
所属/日本公帝国軍《白軍》暗殺部隊世廣隊 第二学年
身長/150cm
誕生日/12月6日一人称/僕 二人称/キミ
三人称/あだ名
武器/ピアノ線(暗器全般)
特技/暗殺
趣味/間食、無差別抱きつきタックル
イメージCV/悠.木.碧
白軍に代々続く名門八十園家の子女。兄弟は実兄の八十園鈴覇、腹違いのきょうだいである八十園鈴愛(矢台愛依)。ただし、鈴音は八十園のブラックボックスである鈴愛の存在を一切知らない。
八十園家は伊賀忍者の一派を起源としており、伊賀忍から離反し時の勢力に仕えるようになったのがはじまり。それはかつての江戸幕府であり、明治政府であり、現在は白軍である。凝り固まった忠誠心は持たず、その時代強いと一族が判断した勢力に仕える。年月を経て忍術などは廃れていったが、代々伝わる技術や独自の戦法などを織り合わせ頭角を現していく。また、八十園の純血を尊び、余所者を一族に迎え入れるのを嫌う。当主は宗家を優先するが、その時期に最強の実力を持つ八十園を一族総当たり戦で決める。分家の者が当主となったいい例が、鈴音の父親である先代八十園鴻鈴。鴻鈴は分家の出であったが、宗家の一人娘であった夏鈴は純血であるがために身体が弱く、戦闘能力はほぼ皆無だった。当時はやむなく鴻鈴を当主とし、後に鈴覇が誕生する。
八十園家の実態は依頼されれば敵も味方も殺す冷酷無比な暗殺屋だが、表向きは傭兵養成・派遣会社を営んでいる。普通の傭兵もいるにはいるが、7割ほどが暗殺業を担う八十園の門下生。敵からは忌まれ味方からも畏れられる八十園家は一族、門下生たちが暗殺者であると同時に暗殺の対象でもあるため、そのあたりの対策も抜かりない。鈴覇、鈴愛、鈴音の三兄妹は幼い頃から毒にも慣らされているため並大抵の毒で死ぬ事は無い。
暗殺名家である八十園家に育てられただけあり元々の才能も相まって、身体能力、戦闘能力、頭脳など彼女を構成するパラメータが極端に高い八十園の最高傑作。主に使用する武器はピアノ線だが、基本的に暗殺で用いられる武器は一通り人並み以上に扱える(暗器をはじめとして狙撃銃、ナイフ、毒など)。
明るく快活だが、時折違和感を覚える程によく笑う。実際には彼女の性格は泣き虫、弱虫、臆病者。触れたら泣くどころか何もしなくても泣いてしまうほどで、鈴覇は精神安定剤のようなものだった。鈴覇がいなければ不安になってしまい何も出来なくなってしまう鈴音と、自分を必要とし自らも鈴音を掛け替えのない存在としていた鈴覇は相互に溺れ依存していた。そんな鈴覇が"消えて"しまった鈴音は発狂し、防衛本能が働いた結果自我が崩壊した。鈴覇のことを既に自分の一部のように感じていた鈴音は、鈴覇が消えたために現在の「鈴音」は「鈴音」から鈴覇が欠落したために「鈴音」でない、欠陥品であると自身を騙し、元の鈴音からかけ離れた性格を装い現実から逃避した。
そんな中鈴音は鈴覇と瓜二つの顔をした星垂と出会い、消えた鈴覇が赤軍に捕えられていると早合点し星垂を拉致する。いくら鈴覇と似ている顔とはいえ、鈴覇の八十園の純血を示す完璧な白髪と星垂の艶やかな三十尾の黒髪は全く正反対であるというのに、鈴音は焦燥から正常な思考を困難としていた。